2006年12月06日

英語長文の秘伝1

英語長文の精読をしてみましょう。
今日は入試で出題された英文の最初の段落を丁寧によんでみます。

@When we talk about intelligence,we do not mean the ability
to get a good score on a certain kind of test,or even the
ability to do well in school;these are at best only
indicator of something larger,deeper,and far more important.
ABy intelligence we mean a style of life,a way of behaving in
various situations,and particularly in new,strange,and perplexing
situations.
BThe true test of intelligence is not how much
we know how to do,but how we behave when we don't know what to do.


(1)下線部theseの指すものを具体的に日本語で説明しなさい
(2)下線部を引いた、最後の一文を訳しなさい

以上です、みなさん答えを考えてみてください。
人気blogランキングへこの英文は入試で出題された最初のパラグラフです。
長文を効率よく読む=速読と勘違いしている受験生いませんか?
最初の段落などは丁寧に読んだ方が、逆に効率よく読めたりする
ものです。早速みていきましょう。


まず最初の一文を読んで下さい。
英文の冒頭をかざるのですから、キーワードがあるのではと期待して読みます。
すると、When we talk about intelligence...まで読んだところで
「なるほど〜」って思ってください。

どうしてでしょうか、実はこの部分に含まれているaboutという語は
主題を表す事が多いのです
必ずしもそうとはいえませんが、最初のパラグラフの一文目にあるのだから
そう判断してかまいません。

だって、みなさんも何かに関して発表するとき、
最初の方で「今日は〜について」話しますと、「〜について」の部分で
自分の発表の主題を提示しますよね!!
これは英文を書く時でもマナーの一つなので、aboutの様な語が
冒頭にあったら注目しましょう。
aboutの他にもonやin regard toなどが使われたりします。

さて、だからこの部分をみただけで、本文の主題はintelligenceだと
言う事がわかりました。


主題がわかれば、英文の筆者はそれについて何かしら論じるはずです、
その部分を読み取るつもりで続きをみてみましょう。

When we talk about intelligence,we do not mean the ability
to get a good score on a certain kind of test,or even the
ability to do well in school

はい、ここまでみてみます。
筆者は少しひねくれているのでしょうか。
これから知性について話すことを示した後で、
知性が何かをしめすのではなく、知性が〜を意味しないと言っています。

日常会話でかんがえてみましょう。
友人の姫田が次のように話したとします。
1「これから、うちの犬についてはなすぜ〜」
2「うちの犬っていっても別に飼っているわけじゃないんだけどさ...」

と、ここまで話したら続きがどうなるか想像つきませんか?
そうです、姫田がよっぽど嫌なやつじゃないかぎり
飼ってないなら、どんな犬なのか説明してくれますよね。
例えば、1、2につづき
3「なんか近所の犬で最近なついてくる奴なんだけどよ〜」みたいな感じです

話を元に戻しますね、英文を書いている人も、
姫田みたいに、決して悪い奴じゃありません。
だから
1「これから知性についてはなすぜ〜」のあとに
2「知性っていっても学校でいい点取るって意味じゃないぜ」といったからには、
3「知性って○○なんだ。」って必ず言ってくれます

いいですか、まだたった英文を3行読んだだけですよ。
でも精読をすれば、ものすごく多い情報をえられるのです。
つまり
1話題が知性についてであること。
2知性は学校でいい点をとるという意味でないこと
3だから、知性に関して筆者の考えがこれから示される事
以上、少なくともこの3点がわかります。

だから、このあとは3番の内容が書いてあるのではないかと思って
読み進めていきます。つづく部分です。

;these are at best only
indicator of something larger,deeper,and far more important.
う〜ん、残念です、「;」はここでは「つまり」くらいの意味なので、
知性は何かという新しい情報は得られませんでした。
設問の部分はあとでみますので、続く文を見てみましょう。第A文です。

ABy intelligence we mean a style of life,a way of behaving in
various situations,and particularly in new,strange,and perplexing
situations.

さて、ここを読んで、皆さんは「やっぱり」って思わなくてはいけません。
先ほど、<知性は〜を意味しない>といったあとで、今度は
予想通り、<知性は〜を意味する>という定義をしてくれました。

この部分は、英語で対応を確認すると非常にわかりやすいです。
つまり、知性によって
@We do not mean ...
Awe mean a style of...
使用する動詞を含めて、2つに考え方を対比させて論じてますね。

この時点で、この文は@文とA文の対比によって展開するのでは
と予想をたてることができると思います。
実際、2項対立は言語を問わず、論文を書く時の基本です。
知らない人はいま覚えましょうね〜(*^▽^)b


すると最後の文は簡単に読めます、なぜかというと、
今まで読んだ@文とA文をまとめたものだからです。

The true test of intelligence is not how much
we know how to do,but how we behave when we don't know what to do.

今までの部分で、知性は
@文の内容ではなくA文の内容だということを確認してみました。
このB文は最初の2つの文の単なるまとめです。

対比の明確な文章なので、ここでも「not...but...」という対比が
浮き出る構造の文になっていますね。日本語訳は、
「知能を図る真のテストは、どれだけ多くのやりかたを知っているか
ではなく、何をすべきかわからない時に、いかに行動するかということである」
といった感じでしょうか。

この部分のbutの前が@文に、butの後ろがA文の内容に一致していることを
確認してみてください。

最初の段落で、この2項対立をしっかり読み取れれば、
後の文章の展開を理解することが非常に楽です
速読、速読といって、表面的な文字を読み取るだけでなく、
英語の長文の構造を読み取る事を意識してみてください。
英文が、今までよりずっと深く・早く理解でき、大学入試に
おいて圧倒的なアドバンテージを得ることができます。


すいません、少し熱く語ってしまいました...
一問残っていましたね、ここはとってもクールなスマートな
解き方をしてみましょう。もう一度、該当箇所の引用です。

@When we talk about intelligence,we do not mean the ability
to get a good score on a certain kind of test,or even the
ability to do well in school;these are at best only
indicator of something larger,deeper,and far more important.

さて、theseの指示内容ですが、ここは視力検査のつもりで...
なんて嘘です。応用の利くように、文法機能に注目してみます。
theseが基本的に、それ以前の情報を指す指示語だということを思い出します。
さらに、ここではthisではなくthese複数形ですね。
だから、まずは複数名詞をさがします。

するとどうでしょう、困った事にありませんね...
だから、発想を転換して、単数名詞が並列されていないか探してみます。
すると、どうですか、みつかりますね(*^▽^)b

並列なので、ここでは等位接続詞に注目してみましょう。
するとorという等位接続詞がみつかりますね。
だから、ここのtheseはorの前後の内容を指すと
機械的に理解できます。
そして入試ではできるだけ、このような根拠を持って解答しましょう。
そうすれば間違える方が難しくなるといっても過言ではありません。

だから、theseは
the abilityto get a good score on a certain kind of test,or even the
ability to do well in schoolの部分を訳せばokです。
「ある種のテストでいい点をとったり、学校でよい成績をとる能力」
が答えになります。

どうですか?みなさんも精読と文法的な解答を心がけてみては?
問題が難しければ難しいほど、役に立つ方法なはずです(*^▽^)b


今日は長文、おつかれさまでした。
ぜひAクリックおねがいいたします。」
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posted by Dieu at 14:31| Comment(4) | TrackBack(0) | 英語長文の秘伝書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
早速読ませていただきました。
まずはサラッと目を通した見ただけなのですが、随分とわかりやすく書いてあるみたいで助かります。
もう一度じっくりと読み直してみますね。
Posted by 春紫苑 at 2006年12月07日 18:44
>春紫苑サン
パソコンの画面だとゆっくり読むのも大変
ですよね↓↓
慶應の法学部などは時々英文がものすごく難しいですが、そういう時こそこうした読み方が役にたちますよ。
がんばってくださいね(*^▽^)b
Posted by dieu at 2006年12月08日 02:45
さらっと読ませてもらいましたが、
あまり実用的でないですね。従属節に注目したり本論に入る前の一般論について説明してるが、この方法だと文の途中に反論がきても対応しきれない。所詮、残り五分の悪あがきってところだろう
Posted by ゆきむら at 2006年12月08日 17:08
dieu→ゆきむらさん
ご指摘ありがとうございます。同じような感想を持った方も他にいらっしゃるかもしれません。
あくまでも、ボクならこう読みますよという一例なので、そういう時はあくまでも参考程度に眺めて下さいね♪
解答の方法とか、なにか一つでも使えそうなことがありましたら、是非A役立て下さいm(__)m
Posted by dieu at 2006年12月08日 19:11
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